Endless SHOCK初めて見ました
Endless SHOCKを初観劇した。
すばらーーーーーー!!!!!!(素晴らしいのNEWS手越用語)
終わった瞬間この言葉しか出てこないくらいに語彙力を奪われた。
私の人生に久方ぶりに文字通りSHOCKを与えてもらった。
※以下ストーリーネタバレ含む
SHOCK初演の2000年。
当時すでにファンだった私は自宅に届いた幸せの青い封筒を開けた時の「帝国劇場」の文字に「東京?…無理…」と諦めたことを思い出す。当時小学生でド田舎の島住みだった子どもな私にはKinKiコンすら行けない環境での東京、ソロ活動は異国の話のようなものだった。
その日から10年近く階段落ちなどのワイドショーは見るもののずっとずーっと無関係だと、行くことはないと思って月日が過ぎた。
遠征できる年齢になった頃にはKinKiから離れかけ、一番近い博多座での上演が決まった頃にはKinKiから完全に離れていたので何気なく見た新聞記事で博多座上演を知ったくらいだった。出戻ってからもソロよりKinKiにお金を回したいと思って避けていた。そんなこんなで17年が過ぎた。
KinKi友達もいなかったので幸か不幸かストーリーも劇中の曲も、本当に何もかも知らずに生きてきた。
そんな中で観た初めてのSHOCK。
コウイチは素晴らしく輝いていた。
踊る彼、歌う彼、舞う彼。指先、足先、すべてに魅了された。
高みを目指すあまりにすれ違い孤独になっていく彼の想い。バラバラになるカンパニー。
小さい頃からのライバルであるヤラ。
いつも主役をはるコウイチの次のポジションにしかなれず、好きな子はコウイチを見つめている。野心と保守とずる賢さ。悔しさ、悲しさ。
殺陣も階段落ちもフライングもすべてに魅了されたがとにかく私はヤラと言う存在に泣かされた。
彼だけが悪いのではなく、少しの出来心が最悪の結果を生み、苦しめられる彼の思いを感じると自然と涙が溢れた。
彼の背負った十字架の重みの前に胸が潰される思いだった。
コウイチと言う人物の死を通し、儚く強く消え行く最期の時まで全身全霊で挑み、カンパニーが1つになる美しさと悲しさが存在し、観ている者にカタルシスを感じさせるのだろうと思ったし、観終わったあと友人に自分の感想を話したところカタルシスの話をされ納得した。
だが私は人生において主役になったことがなく、どちらかと言うとヤラと言う人物に近い生き方をしてきたせいかどうにもヤラのことばかりを思ってしまい、しばらく立ち直れなかった。
ヤラは思いを浄化できたのかだろうか、後悔はないのだろうかと心が少し折れたまま初観劇は終わった。
素晴らしさと興奮と折れた心を抱え、終わってからもしばらく気持ちを切り替えられなかった。
それくらいに引き込まれる舞台だった。
光一さんの言っていた「演じる方もストーリーを通じてお客さんになにかを伝えたい」と言うのはよく分かった。
私にはその「何か」が他の人とは違ったところもあったが、久しぶりに高揚し、1つになることの意味を考えた舞台だった。
私の感じたうまく言葉にできないこの思いを色んな人に感じて欲しいと思い、秋の博多座は初観劇の友人を誘って行きたいと思っている。
17年触れることのなかった、触れようとしてこなかった世界。
開けてみると素晴らしい世界があった。
今このタイミングが私にはベストだったのだろう。
光一さんが17年かけて作ってきた世界は本当に素晴らしかった。
見続けて来た観客にしか分からない思いも沢山あるんだろう。
私が関われたのは2017年のEndless SHOCKの世界だったが心底幸せだった。
そこにはKinKi Kidsも堂本剛も到底入れる世界ではなく、それこそ剛さんの「お互いを排除するとかそういうことではなく、お互いが到底入れない世界にしないとソロをやる意味がない」と言っていた言葉がぴたりとはまるものだった。
本当に有意義なものだった。
次は剛さんのソロの世界にも触れたい。
未知の世界、「お互いが到底入れない世界」と言うものを体感したらもっとソロもKinKiも好きになれそうだと思った。
Endless SHOCK。
この舞台との出会いは確実に私の人生を豊かにしてくれた。
すばら!!!!!
バンドのこと。好きを思うままに。
バンドのこと。活動休止から3ヶ月。
KinKiの事は一切書いてません。
http://aydo.hatenablog.com/entry/2016/04/06/014927
この記事を書いた時、「後悔しないように!2016年も全力で!」と言う目標で締めた。
その言葉に嘘はなく、現実に2016年は濃かった。
だが実際のところ私は活動休止への実感がなかった。
ライブがなくなるだけでいつもの面子と会ってバンドの話をしてたらいつの間にか活動再開してるでしょwなんて笑って。
発表があってから活休までの約7ヶ月。
その間に春ツアーの残り20数本とインスト、活休前ラストツアー。彼らに会う機会がたくさん与えられていたこともあり以前と変わらない日々だと感じていた。
さすがに11月の活休前ラストツアーはそれまでのギリギリな心身状態での苦しいバンド活動から解き放たれて、「このメンバーもファンも大好きだ」と言うボーカルの言葉に毎公演泣いた。特に彼らの地元である仙台公演は愛に溢れていてしばらくこの地で彼らに会えなくなるんだと思ったら涙が止まらなかった。
最後には爆笑のハプニングがあったからこそ余計にこの愛すべき馬鹿バンドが愛しくて終わってからも涙涙の時間だった。
勿論、20161123も泣いた。
でも最後は涙ではなくて、これ以上は体が死ぬwwwやめてwwwとみんながヘロヘロになり笑いながら終わる本当に“らしい”活動休止前ラストライブだった。
“寂しい ”よりも“楽しい”を沢山貰って終わったツアーだった。
そのせいか、20161123に活動休止をしてからも活休の実感が沸かなかった。
友人たちと「この期間に旅行行こうよ!」「他のバンド行くわw」「婚カツ妊活するかな」「私はKinKiだけに集中する!」なんて活休が発表されてから活休まで話していたことと変わらない会話を楽しんでいた。
だが年が開けて1月下旬。
「あれ?いつもだったらこの時期はFC限定ツアーでワイワイ言ってて、ツアーが終わる頃には次の春ツアーの日程が出て、どこ行くー?なんてグループLINEが動きまくって作戦会議が開かれてる頃だよな」となんだが急に“寂しい”が押し寄せてきた。
TwitterのTLもみんなが同じ思いになっていたようで“寂しい”が並ぶようになってきていた。
例年行われてきた1月FC限定、3月アルバム発売&インスト、4~6月春ツアー&インスト、8~9月別名義でのツアー&インスト、10月FC旅行&対盤イベント、11~12月冬ツアー。
活動休止から3ヶ月も経っていないのにこんなに寂しくなるなんて。
彼らを好きになって10年ちょっと。
コミュ能力が低くこのバンドを好きになるまでの10年。KinKiが好きだったが友達を作るきっかけにすら手を出す勇気のなかった私が一生大切にしたい友人を沢山貰い、日々を振り返れば沢山の思い出が蘇るこのバンドはやっぱり別格だった。
2020年の20周年までに帰ってくると彼らは約束してくれた。
会えない時間が愛育てるのさ目をつむれば君がいる~なんて郷ひろみさんは歌っていたが本当にそれをひしひしと実感している。
当たり前が当たり前ではないこと。
あの与えて貰っていた日々は当たり前ではなく特別な毎日だったんだなって。
彼らが心身を削って与えてくれてきたおかげで「こんなツアーされたらお金ないよ!笑」と愚痴りながらも“寂しい”なんて思う暇もないくらいに幸せな悪夢を見続けていた日々は特別だったんだって。
活動休止が発表された時の思いをブログに書いていたが自分よ。そんな甘いもんじゃないぞ!笑
でも活動休止がなかったらこんなに会いたくて会いたくて震えるこの想いも経験できなかったと思うと良かった。
解散ではない未来を残してくれた彼らに感謝しかない。
なんて幸せなファン人生なんだとしみじみ思う。
活動再開したときにはこのブログに書きたい。
その日まであと何日かな。
その日までにあと何回寂しいと思うか分からない。そんな時、このブログを読み返そうとそう思う。
『明日の明日もその明日も 同じ日々の繰り返しだなんて つまらないだろう生きる意味が見えない ねぇ
ありふれて呆れてしまいそうな 言葉の綴りは好きじゃないけど ここに置いておくよ 必要になるときがあるから』
大好きな歌詞もここに置いておくよ。必要になるときがあるから。
2016年参戦振り返り
2016年も早いもので今年も残り数日となりました。
ジャニヲタの面でもバンギャルの面でも様々なことがありすぎて兎に角濃かった2016年。
今年最後の参戦現場であるKinKi@東京ドームが終わったので2016年を振り返ってみました!
4/29 ナイトメア@京都KBS
5/5 ナイトメア@福岡ドラムロゴス
5/28 NoGoD@熊本ドラムBe-9
6/12 ナイトメア@広島クラブクアトロ
6/18 ナイトメア@なんばハッチ
6/25 ナイトメア@豊洲PIT
6/26 ナイトメア@豊洲PIT
7/3 地盤対盤@長崎ドラムBe-7
8/30 仙台貨物@福岡ドラムロゴス
9/25 金爆FC限定@サンパレス福岡
10/8 KinKi@宮城セキスイハイム
10/9 KinKi@宮城セキスイハイム
10/29 NoGoD@大阪MUSE
10/30 KinKi@広島グリーンアリーナ
11/8 ナイトメア@福岡ドラムロゴス
11/12 ナイトメア@ブルーライブ広島
11/19 ナイトメア@仙台PIT
11/23 ナイトメア@東京体育館
12/23 KinKi@東京ドーム
20本。
半分は本命バンド。
KinKiアリーナツアーもあり幸運にチケットも当たりいつもよりKinKiに行けました 。
今年は過去最高に天災に巻き込まれた年で年明けの九州の大雪、熊本地震、夏の台風の影響もあり4本行けなくなったライブがあった年でした。
ここまで天候や災害に左右された1年はコンサートに行くようになって10数年でも初めてで。
KinKiの17年ぶりアリーナツアーや本命バンドの活休発表、ラストライブ。
本当に10数年のヲタク人生の総集編のようなすべてが詰まった1年だったなとしみじみ思います。
ヲタクになって約20年。
これからもずっと止められない止まらない状態でヲタクで生きていくのだろうなとぼんやり思うが、50年後の私にいつがターニングポイントだった?と聞いたらきっと2016年と答えるだろう。それくらいに濃い1年でした。
涙もろくはあるもののヲタ活ではほとんど泣かない人間な私。
そんな私が今年はとにかく悲しい悔しい寂しい嬉しい幸せだと泣いた1年でした。
2017年。
もう悲しい悔しい寂しいとかそんな涙ばかりは嫌ですね。
嬉し泣きを沢山できる1年にしたい
先振り文化
バンギャルを長くやっていて久しぶりにジャニーズの世界に再び足を踏み入れた時、「うわ、ジャニーズに戻ってきた…!」と一番感じたのがチケットやFCの申し込み方法だった。
バンド界隈はマイナーな小さな事務所が郵便先振り込みを採用しているところが少しある程度で今はほとんどのバンドがFC入会や更新、チケットの申し込みから支払いまで自宅にいながら、外出先で、スマホで指1本で出来る。
私が追っている4バンドも1バンドが小さめの事務所なので長年郵便振り込みだったがこの何年かでネットになった。
それくらい私の中で指1本ですべてが出来る世界が当たり前だったのでジャニーズに再び足を踏み入れた時の郵便局の青色用紙を見た時は色んな意味で震えた。
嵐や堂本剛さんのソロなどネットで申し込みをしてあとから支払うと言う方法が取られている公演も一部あるが(他にもあるのかもしれないがそこまで詳しくないのでご容赦願いたい)、基本的には郵便局で専用の振り込み用紙or青色用紙での先振り込み→当落を電話で確認→チケット郵送の流れがジャニーズは一般的だろう。
ここからはKinKiのみの話になるが。
先振り込みシステムは理解できたが何より驚いたのが当落発表である。
そもそも幸せの青色封筒のコンサート案内の用紙にいつ当落が出るのか明記されていないことが衝撃だったし、当落をプレイガイド発売並みに頑張って電話しないと分からないと言うのも「え、今いったいいつの時代なの…!?」と衝撃だった。
バンドなら申し込む時に当落発表がいつなのか明記してあるし、その日時になれば当落の記載されたメールが届く。
クレジットカード支払いにしていれば当選時に自動的に引き落とされているのでチラッとメール確認する程度で終わる。
何より本命バンドは倍率も低いので取れないと言うことがほぼないので保険もかけない。故に取れることが当たり前すぎて取れた喜びも少なく、お金の計算をして友人たちに知らせる程度。
唯一高鳴るのはコンビニでチケットを発券して店員さんに「こちらで間違いないですか?」と確認を求められて番号を目視する時。
人気のバンドも特にワクワクすることもなく、先振り文化ではないので必然的に申し込みだけとりあえず!なんて人も多いので取れなかったら探せばどーにかなる程度の認識で。(ここまで話すとボロクソ言っているようだが大前提としてどのバンドも人生かけるくらい大好きだし、ライブも全力で楽しんでいる)
そんなチケ取り環境でのジャニーズのアナログさに凄いな…と感心と新鮮さすら抱いた。
KinKiに出戻って2年。
KinKiのコンサートと言えばソロを除いては年末の京セラドーム、東京ドーム公演の4公演。
年末年始は無理なため必然的に用紙を書く枚数もそんなになく、当落確認電話(KinKi界隈では通称熊狩り)を頑張るくらいで。
そんな中での久しぶりのKinKiアリーナツアー。
コンサートに行ったのはKinKiが初めてだったが田舎の学生ゆえに遠征なんてできなかったし、遠征できるようになる頃にはKinKiから離れていた。
バンドは細かく地方を回るので追いかけやすく友人も多ステ派ばかりなので必然的に私も多ステ派ヲタクになっていた。
今回もできることなら行けるだけ行きたい…!だが厳しい戦いになることは分かっていた。
必死に書いた。書きまくった。
友人の分も書いたので最終的に10数枚の青色用紙を書いた。当たれ~~!チケットになって帰ってこい~~~~!!と念じながらの1文字1文字。
大量の札束。
すごくワクワクした。
当落発表がいつなのかはチケット発送が大体公演2~3週間前なので8月末かと考え特に待つことはなかったが当落が始まったと知った時のドキッとした胸の高鳴り。
続々と落選を知らせるTwitterのTL。
怖くてワクワクして。
熊狩りする1回1回がドキドキした。
繋がった時の今から判決を待つ被告人のような気持ち。
「落選」
「落選」
「落選」
「落選」
「ご用意できました」
機械音のお姉さんの言葉にこんなに歓喜したことがあるだろうと言うほどガッツポーズをして涙目になりながら震える指で同行の親友に電話した。
数が多かったのでまた熊狩り…
結果として1公演取れた。
嬉しかった。
指1本ですべてが出来る世界に浸っていた私だがこうやって苦労して書いて何百回も電話して当落聞いて。
チケットって本来こんなワクワクをくれるものなんだって久しぶりに心からチケットを取る行為にワクワクした。
ジャニーズに戻ってきた~~!と実感した私の話。
ジャニーズのアナログさっていいものだね。
孤独に生きてきたジャニヲタが馴染むことをやめたら楽になった話
以前こんなものを書いた。
バンドの話
私の人生を語る上でこの人たちがいなかったらとっくに人生を諦めていたであろうと言うくらいに感謝してもしきれない、死ぬほど大好きなバンドが今年いっぱいで活動を休止する。
主に福岡からの遠征手段記
地方ながら年間約30本程のライブに行く私の交通手段をまとめてみた