バンドが新しいチケットの売り方始めました
久しぶりに更新します。
KinKiちゃん20周年迎えましたね。
おめでとう。有り難う。
今後も変わらず付いていくのみです。
さて、タイトル通りのブログです。
KinKiの他に追いかけている好きなバンドがいます。(このあとからはNバンドと表記します)
そのNバンドは昨年で活動休止し、今はメンバーそれぞれにソロ活動や別バンドを組みやってます。
勿論、事務所はNバンドの頃と同じです。
Nバンドに行き始めたのは2006年頃。
ネオヴィジュアル系なんて言葉が世に出、Nバンドは御三家みたいなものでした。
音楽をやっている方ならみんな憧れる日本武道館。
2007年。即ソールドアウトさせ大成功を納めました。
人気はうなぎ登りです。
その後、ネオヴィジュアル系ブームは去り、メディアへの露出も減り、すこーしずつ右肩下がりの中、時は経ち2012年頃から急に動員が落ちました。
突然、それはやってきました。
春ツアーの関東パック売りです。
なんだそれ?なんてお思いの方も多いと思います。
説明しましょう。
そーなんですっ!!!!
その名前の通り、春ツアー20数本の内、関東圏内の13本?のライブ(ファイナル含まず)がパック売りされることになったんです。
このパック売りの特徴は2つ。
1、優先的に良席になる
2、チケットがバラバラに配送されず、一気に来るため手数料が大幅に安くなり1枚あたりの値段が1公演のみを申し込むよりも500円以上安くなる。
最初に見た時は春ツアーの日程が出て友人たちとどこ行く?チケットどう取る?と大盛り上がりしていた所だったので全く理解が追い付かず、とにかく混乱。
理解した時には私は地方民なので関東に毎週のように全部行けるはずなどなく、パック売りは買えない=良席にならないと言う絶望を味わいました。
良席が欲しいのではなく、みんなが平等に良席が来るかもしれないワクワクを奪われたこと。地方民は来なくて良いと事務所に切り捨てられたように勝手に感じた虚しさ。
あの気持ちは今でも忘れられません。
おっと、事務所への愚痴が出始め話が逸れましたので戻します。
パック売りを買うメリットもあればデメリットも勿論あります。
1、4連や3連など公演毎にバラバラで申し込むことができない
2、全部の公演に確実に行かなくてはならないor転売先を見つけなくては赤になる
3、良席確約とは言うものの申し込み数が限られている訳ではないので申し込み人数次第では良席ではなくなる
私は関東パックは申し込みできないものの、3公演は関東圏内の公演に行こうと思っていたのでメリットとデメリットを踏まえ、いかに関東パックを逆手に取ってやろうかと姑息な手段を考え(笑)、①会場へのアクセス、キャパ、曜日などを調べる②自分達の行きたい公演、行く人数などを話し合う③それを基に譲りを探す公演と単発で申し込みする公演を分ける
これをやりました。
辺鄙な場所でのライブはパックで買った人が譲りに出すだろうことを予想し譲っていただける人を探す、アクセスの良い都心の4連での譲りは出ないだろうと予想し、パックではなく単発の申し込みをする公演とに分けてチケットを取りました。
読みは当たり、辺鄙な場所を2連で探したところ2列目を譲って頂けました。
4連で申し込みをしていた公演はやはり4連は譲りに出ず、結果として前の列にパックで買った方たちがいたので普通の申し込みとしては最前だったようです。
パックで買う熱心なファンがどれくらいいるのかも大体の人数をこれで把握できました。
こうして始まったNバンドのパック売り。
事務所としても辺鄙な場所でのライブもチケットが捌けて幸せだったのでしょう。
加速していきます。
冬の全国5公演のみのツアー。
全通パック売り。
これはほぼファン全員がパック売りを買うだろうと読み、余っても身内10数人で割ろうと話し合い申し込みました。
やはりほとんどの申し込みがパックだったようで整番の悪いものもあり奇跡的に全部捌けましたが大変でした。
さらに加速していきます。
次の年の春ツアーです。
関東だけではなく、関西パックなるものが出てきました。
その翌年はさらに中部パック、四国パック、九州パックなるものまで登場しました。
さらには上手、下手、センターなど好きなメンバーのいるブロックを選択できるチケットなどありとあらゆることが活休する前の最後の冬ツアーを除く2016年春ツアーまで続いていきます。
パックがされればされるほどファンの心は荒みます。
慣れも出てきますがやはり人間ですし、お金も絡みますし、気持ちもモヤモヤします。
彼らが大好きで大好きでたまらないのに、彼ら自身は勿論、私たちもいつ荒波を行くその船に振り落とされるのか分からない日々でした。
振り落とされたり、自ら落ちて行った友人も沢山います。
最初は好調だったパック売りもパック売りを買う勢と最初に私たちがやったようにパック売り勢の譲りに出したものを貰おうと考える組などパック売りに慣れてきた人間と、もう付いていけないよと離れた組に分かれただけでどこに行っても同じ顔ぶれ。動員は右肩下がりでした。
これだけ書くとNバンド糞じゃない?と思われるかもしれないけれど違う違うそうじゃ、そうじゃない。
事務所がクソなんです(キリッ)
5人仲良しだし~~
地元仙台ラブだし~~
一人一人の魅力たまんないし~~
曲良いし~~
ライブ楽しいし~~
MCバカ笑いできるし~~
ほんと良いんですよ。
まぁそんなこんなでなかなか動員が上がらないまま比例してライブ後の握手会やライブとライブの間のインストなんかも物凄いスケジュール組まれてメンバーの体もガタガタで体調崩すメンバーだらけですし、こっちも付いてくの必死でもう大変だった訳ですよ。
勿論楽しいから付いていくんですけど。
最後の春ツアーは関東パック売りにファイナルまで組まれちゃってさすがにきつかった(苦笑)
でも右肩下がりと言うファンでも何百何千人はいる訳で。良番を欲しい人間は確実に存在します。オクには定価の何倍もの数万円で出品→落札なんてことも多々ありまして。
対策として転売できないスマチケになったり、良番の転売を防ぐために番号が当日行ったら101番~始まり(実質、101番の人が1番)なんてこともやってました。
本当に色んなことがあり、事務所への不満やNバンドのメンバー本人たちにも絶望失望することも多々ありましたが好きでした。
彼らの音楽を届けたい、ファンに寄り添いたい、消費される音楽だと分かっていてもやっぱり音楽が好きだ、と叫ぶ彼らを大好きだからこそ終わるまで付いていきたい。
本当にその気持ちしかなかったです。
勿論、今でも死ぬほど大好きです。
また話は逸れたけれど(笑)
そんなこんなで一旦みんな休もうぜ。
違うことやって各々自分とバンドを見つめ直してまた2020年1月1日の20周年を素敵な気持ちで集まろうぜってことで前向きな活休に入った訳ですよ。
そして各自、以前はバンドが地下活動の時にお遊び程度でやっていたソロ活動が本格的に始動しはじめました。
活休前ラストツアーは急遽決まったことなどもあったのか、スマチケ対策やパック売りはなくなり普通に申し込みに戻ったことやその後始まったソロライブでもパック売りは無くなっていたので私たちもパック売りの存在を忘れかけていました。
チケットとは関係ないですが、私の本命でもあるドラムの彼は持ち前のプロデュース能力と、元々アキバをこよなく愛すオタクでもあったので新しいことへの挑戦をガンガンやっていきました。
他のジャンルの人たちを集めた対盤イベントや女性アイドルとの2マン。
ライブの写真撮影OKな時間を設けたり、グッズも本人がプロデュースした実用性のある可愛いグッズばかり。LINEスタンプも出しました。
凄いでしょ?凄くねぇよって思われるかもしれないけど自己満なのでいいんです。ただ凄いってことを言いたかっただけw
そして今回、上手ギターの彼が以前からやっていたバンドがツアーをすることになりました。
その売り方で人類は忘れていたことを思い出しました。
そう、パック売りに支配されていた過去を…。
でも今回は違いました。
新たな手法でそれはやってきました。
以下ドーン\(^o^)/
そう、今回はチケットの番号による金額の差別化です。
今までも大きい会場でやっているバンドさんなんかがプレミアムシートなど金額が高いチケットを売っているのは知っていましたがキャパ数百人の会場でこんな細かく区切ってやる手法で好きなバンドが来るとは思いませんでした。
これ見たファンはざわめきました。
光一さんがいつも言う「料金は一律です!座席は運!!!!!」が聞けなくなる世界じゃないかと。パック売りの時点でそうだったけど(笑)そもそもバンドのファンはこの光一さんの言葉も知らない…笑
でもこれ私は良いと思った訳ですよ!!!
事務所としてはオクに出されて転売ヤーに利益取られるのは避けたい。だがパック売りはファンから不満が出るし、もう動員を増やす手段としては見込めない。しかも4連をされると同行者の本人確認ができない。かと言って全申し込み者を一人一枚限定にすると全員の本人確認をしなければいけなくなりオクに出回らないであろう悪い番号でも確認しなければいけなくなり手間がかかる。
要約すると儲けたいし、手間をかけずに転売対策もしたい。
ファンとしては転売ヤーに儲けさせるくらいなら本人たちに儲けさせたい。良番欲しい人は公式の提示した額を出せば良番ゲットできる。パック売りのように住んでいる地域で悔しい思いをしなくて済む。
要約すると平等に良番を取る権利は欲しいしメンバーに儲けさせたい。
利害関係一致してる1番のやり方じゃない?と。
勿論、できることなら今まで通りの普通に申し込みして普通にランダムで来て喜んだり落ち込んだりするワクワクできるのが1番なんですけど、パック売りのような訳の分からないことをされるよりはこの形が1番良い落とし所なのではないかと。
考えたら舞台はS席A席とか差別化されていますし。選ぶのはこちらの自由な訳で。(おSHOCKは違いますが)
ましてやなんじゃこりゃ~~と松田優作さんも言うような驚くような金額ではないのも良いなと思いました。
懸念があるとすれば驚くような値段でないからこそ、Aを選ぶ人多数で落選者が多数出ることですね。
なんと言うか、ファンのこと分かってなさすぎるよ…と(笑)
必死な人はたった1000円の差ならそりゃ良いやつ選びます。ましてや数百人は確実にファンいるのに。自分達を過小評価しすぎ。
とか色々ここまで言っておきながら私は良番よりも友達と連番できることを優先して生きてきたので特に関係なく、強いていえば必然的に番号悪くなる未来しかないんですけどね。楽しければいいんです。
この新たな手法が吉と出るか凶と出るのか楽しみです。
バンドが新しいチケットの売り方始めました。
そんなブログでした。
SHOCK後の心境変化
前回SHOCKを初観劇した話を載せた。
それから1ヶ月。
私の心に物凄い変化があったので記念じゃ記念じゃ~~と堂本剛さん生誕38年のこの日にブログに書く。
元々私はつよしさん寄りのKinKiファン→二人とも好き→二人のソロ事も追うけどKinKiが一番→ソロ事付いていけない二人ファン→離れた→二人揃ったKinKiが好き(ソロ否定はしないがほぼ音源のみ。Spiral福岡は近場だったので参加)と言うスタンスで生きてきた。
そんな中、一生触れることはないと思っていたSHOCKの世界に初めて触れることができた。
圧巻、圧倒、悲しみ、感動、衝撃…凄かった。
堂本光一が17年、守り、成長させてきたものの凄さをまざまざと見せつけられた。
あの舞台を観て堂本光一に堕ちる人の気持ちがよく分かった。
と、同時にSHOCKをやることでKinKi活動をするスケジュールがなく、SHOCK=KinKi活動を阻むものだと苦虫を潰したように思っていた気持ちが楽になった。
勿論、スケジュール的にもやりすぎだし、今の半分ほどに減らして欲しい気持ちは無くなっていないけれど(笑)
SHOCKに触れたことで「一つ一つの仕事の中で成長できるところを見つけ、やりがいを感じることがお金には変えられない」そう言った仕事人間の堂本光一に「ビジネスパートナー」と呼ばれ、彼の隣で26年当たり前に仕事をしている堂本剛の存在の大きさをより実感した。
あれだけ完璧だストイックだといわれている堂本光一の隣に唯一いる背中合わせの堂本剛を思うだけでKinKi Kidsって凄い…!と心の底から思ってワクワクし、なんかもうそれだけでKinKi Kidsって尊いし無敵じゃん。と思えた。
頭では分かっていたんだけど心が理解するところまで行き着いていなかった。
ずっと心のモヤモヤを抱えて言い聞かせていた。
SHOCKを観たら「堂本光一と堂本剛がお互い唯一背中合わせの存在」がストンと心に落ちてきた。
そうしたらすべてのことが楽になり「カンパニー」「バンメン」と言う言葉が出るたびにひそかにざわついていた私の心が物凄く穏やかになった。
SHOCKは私にKinKi Kidsの素晴らしさとソロの素晴らしさの両方を教えてくれた。
つよしさんのソロもまだ未開の地。なかなか地方に来ることはなく、福岡以外でソロにお金を使いたくないと思っていた自分がいたが今は素直につよしさんのソロにも、つよしさんがまた生きたいと思えたと言うバンメンさんにも触れたいと思っている。
未開の地を踏んだ時に何を思う自分がいるのだろうか。
ワクワクする。
と同時にKinKi Kidsに再び触れたときの感覚も変わるのかなとワクワクしているのでKinKi Kidsの活動も待っている。
最後に。
堂本剛さん38歳おめでとう。
38歳もあなたが生きたいと思う人生を生きれますように。
穏やかで楽しい日々を過ごせますように。
Endless SHOCK初めて見ました
Endless SHOCKを初観劇した。
すばらーーーーーー!!!!!!(素晴らしいのNEWS手越用語)
終わった瞬間この言葉しか出てこないくらいに語彙力を奪われた。
私の人生に久方ぶりに文字通りSHOCKを与えてもらった。
※以下ストーリーネタバレ含む
SHOCK初演の2000年。
当時すでにファンだった私は自宅に届いた幸せの青い封筒を開けた時の「帝国劇場」の文字に「東京?…無理…」と諦めたことを思い出す。当時小学生でド田舎の島住みだった子どもな私にはKinKiコンすら行けない環境での東京、ソロ活動は異国の話のようなものだった。
その日から10年近く階段落ちなどのワイドショーは見るもののずっとずーっと無関係だと、行くことはないと思って月日が過ぎた。
遠征できる年齢になった頃にはKinKiから離れかけ、一番近い博多座での上演が決まった頃にはKinKiから完全に離れていたので何気なく見た新聞記事で博多座上演を知ったくらいだった。出戻ってからもソロよりKinKiにお金を回したいと思って避けていた。そんなこんなで17年が過ぎた。
KinKi友達もいなかったので幸か不幸かストーリーも劇中の曲も、本当に何もかも知らずに生きてきた。
そんな中で観た初めてのSHOCK。
コウイチは素晴らしく輝いていた。
踊る彼、歌う彼、舞う彼。指先、足先、すべてに魅了された。
高みを目指すあまりにすれ違い孤独になっていく彼の想い。バラバラになるカンパニー。
小さい頃からのライバルであるヤラ。
いつも主役をはるコウイチの次のポジションにしかなれず、好きな子はコウイチを見つめている。野心と保守とずる賢さ。悔しさ、悲しさ。
殺陣も階段落ちもフライングもすべてに魅了されたがとにかく私はヤラと言う存在に泣かされた。
彼だけが悪いのではなく、少しの出来心が最悪の結果を生み、苦しめられる彼の思いを感じると自然と涙が溢れた。
彼の背負った十字架の重みの前に胸が潰される思いだった。
コウイチと言う人物の死を通し、儚く強く消え行く最期の時まで全身全霊で挑み、カンパニーが1つになる美しさと悲しさが存在し、観ている者にカタルシスを感じさせるのだろうと思ったし、観終わったあと友人に自分の感想を話したところカタルシスの話をされ納得した。
だが私は人生において主役になったことがなく、どちらかと言うとヤラと言う人物に近い生き方をしてきたせいかどうにもヤラのことばかりを思ってしまい、しばらく立ち直れなかった。
ヤラは思いを浄化できたのかだろうか、後悔はないのだろうかと心が少し折れたまま初観劇は終わった。
素晴らしさと興奮と折れた心を抱え、終わってからもしばらく気持ちを切り替えられなかった。
それくらいに引き込まれる舞台だった。
光一さんの言っていた「演じる方もストーリーを通じてお客さんになにかを伝えたい」と言うのはよく分かった。
私にはその「何か」が他の人とは違ったところもあったが、久しぶりに高揚し、1つになることの意味を考えた舞台だった。
私の感じたうまく言葉にできないこの思いを色んな人に感じて欲しいと思い、秋の博多座は初観劇の友人を誘って行きたいと思っている。
17年触れることのなかった、触れようとしてこなかった世界。
開けてみると素晴らしい世界があった。
今このタイミングが私にはベストだったのだろう。
光一さんが17年かけて作ってきた世界は本当に素晴らしかった。
見続けて来た観客にしか分からない思いも沢山あるんだろう。
私が関われたのは2017年のEndless SHOCKの世界だったが心底幸せだった。
そこにはKinKi Kidsも堂本剛も到底入れる世界ではなく、それこそ剛さんの「お互いを排除するとかそういうことではなく、お互いが到底入れない世界にしないとソロをやる意味がない」と言っていた言葉がぴたりとはまるものだった。
本当に有意義なものだった。
次は剛さんのソロの世界にも触れたい。
未知の世界、「お互いが到底入れない世界」と言うものを体感したらもっとソロもKinKiも好きになれそうだと思った。
Endless SHOCK。
この舞台との出会いは確実に私の人生を豊かにしてくれた。
すばら!!!!!
バンドのこと。好きを思うままに。
バンドのこと。活動休止から3ヶ月。
KinKiの事は一切書いてません。
http://aydo.hatenablog.com/entry/2016/04/06/014927
この記事を書いた時、「後悔しないように!2016年も全力で!」と言う目標で締めた。
その言葉に嘘はなく、現実に2016年は濃かった。
だが実際のところ私は活動休止への実感がなかった。
ライブがなくなるだけでいつもの面子と会ってバンドの話をしてたらいつの間にか活動再開してるでしょwなんて笑って。
発表があってから活休までの約7ヶ月。
その間に春ツアーの残り20数本とインスト、活休前ラストツアー。彼らに会う機会がたくさん与えられていたこともあり以前と変わらない日々だと感じていた。
さすがに11月の活休前ラストツアーはそれまでのギリギリな心身状態での苦しいバンド活動から解き放たれて、「このメンバーもファンも大好きだ」と言うボーカルの言葉に毎公演泣いた。特に彼らの地元である仙台公演は愛に溢れていてしばらくこの地で彼らに会えなくなるんだと思ったら涙が止まらなかった。
最後には爆笑のハプニングがあったからこそ余計にこの愛すべき馬鹿バンドが愛しくて終わってからも涙涙の時間だった。
勿論、20161123も泣いた。
でも最後は涙ではなくて、これ以上は体が死ぬwwwやめてwwwとみんながヘロヘロになり笑いながら終わる本当に“らしい”活動休止前ラストライブだった。
“寂しい ”よりも“楽しい”を沢山貰って終わったツアーだった。
そのせいか、20161123に活動休止をしてからも活休の実感が沸かなかった。
友人たちと「この期間に旅行行こうよ!」「他のバンド行くわw」「婚カツ妊活するかな」「私はKinKiだけに集中する!」なんて活休が発表されてから活休まで話していたことと変わらない会話を楽しんでいた。
だが年が開けて1月下旬。
「あれ?いつもだったらこの時期はFC限定ツアーでワイワイ言ってて、ツアーが終わる頃には次の春ツアーの日程が出て、どこ行くー?なんてグループLINEが動きまくって作戦会議が開かれてる頃だよな」となんだが急に“寂しい”が押し寄せてきた。
TwitterのTLもみんなが同じ思いになっていたようで“寂しい”が並ぶようになってきていた。
例年行われてきた1月FC限定、3月アルバム発売&インスト、4~6月春ツアー&インスト、8~9月別名義でのツアー&インスト、10月FC旅行&対盤イベント、11~12月冬ツアー。
活動休止から3ヶ月も経っていないのにこんなに寂しくなるなんて。
彼らを好きになって10年ちょっと。
コミュ能力が低くこのバンドを好きになるまでの10年。KinKiが好きだったが友達を作るきっかけにすら手を出す勇気のなかった私が一生大切にしたい友人を沢山貰い、日々を振り返れば沢山の思い出が蘇るこのバンドはやっぱり別格だった。
2020年の20周年までに帰ってくると彼らは約束してくれた。
会えない時間が愛育てるのさ目をつむれば君がいる~なんて郷ひろみさんは歌っていたが本当にそれをひしひしと実感している。
当たり前が当たり前ではないこと。
あの与えて貰っていた日々は当たり前ではなく特別な毎日だったんだなって。
彼らが心身を削って与えてくれてきたおかげで「こんなツアーされたらお金ないよ!笑」と愚痴りながらも“寂しい”なんて思う暇もないくらいに幸せな悪夢を見続けていた日々は特別だったんだって。
活動休止が発表された時の思いをブログに書いていたが自分よ。そんな甘いもんじゃないぞ!笑
でも活動休止がなかったらこんなに会いたくて会いたくて震えるこの想いも経験できなかったと思うと良かった。
解散ではない未来を残してくれた彼らに感謝しかない。
なんて幸せなファン人生なんだとしみじみ思う。
活動再開したときにはこのブログに書きたい。
その日まであと何日かな。
その日までにあと何回寂しいと思うか分からない。そんな時、このブログを読み返そうとそう思う。
『明日の明日もその明日も 同じ日々の繰り返しだなんて つまらないだろう生きる意味が見えない ねぇ
ありふれて呆れてしまいそうな 言葉の綴りは好きじゃないけど ここに置いておくよ 必要になるときがあるから』
大好きな歌詞もここに置いておくよ。必要になるときがあるから。
2016年参戦振り返り
2016年も早いもので今年も残り数日となりました。
ジャニヲタの面でもバンギャルの面でも様々なことがありすぎて兎に角濃かった2016年。
今年最後の参戦現場であるKinKi@東京ドームが終わったので2016年を振り返ってみました!
4/29 ナイトメア@京都KBS
5/5 ナイトメア@福岡ドラムロゴス
5/28 NoGoD@熊本ドラムBe-9
6/12 ナイトメア@広島クラブクアトロ
6/18 ナイトメア@なんばハッチ
6/25 ナイトメア@豊洲PIT
6/26 ナイトメア@豊洲PIT
7/3 地盤対盤@長崎ドラムBe-7
8/30 仙台貨物@福岡ドラムロゴス
9/25 金爆FC限定@サンパレス福岡
10/8 KinKi@宮城セキスイハイム
10/9 KinKi@宮城セキスイハイム
10/29 NoGoD@大阪MUSE
10/30 KinKi@広島グリーンアリーナ
11/8 ナイトメア@福岡ドラムロゴス
11/12 ナイトメア@ブルーライブ広島
11/19 ナイトメア@仙台PIT
11/23 ナイトメア@東京体育館
12/23 KinKi@東京ドーム
20本。
半分は本命バンド。
KinKiアリーナツアーもあり幸運にチケットも当たりいつもよりKinKiに行けました 。
今年は過去最高に天災に巻き込まれた年で年明けの九州の大雪、熊本地震、夏の台風の影響もあり4本行けなくなったライブがあった年でした。
ここまで天候や災害に左右された1年はコンサートに行くようになって10数年でも初めてで。
KinKiの17年ぶりアリーナツアーや本命バンドの活休発表、ラストライブ。
本当に10数年のヲタク人生の総集編のようなすべてが詰まった1年だったなとしみじみ思います。
ヲタクになって約20年。
これからもずっと止められない止まらない状態でヲタクで生きていくのだろうなとぼんやり思うが、50年後の私にいつがターニングポイントだった?と聞いたらきっと2016年と答えるだろう。それくらいに濃い1年でした。
涙もろくはあるもののヲタ活ではほとんど泣かない人間な私。
そんな私が今年はとにかく悲しい悔しい寂しい嬉しい幸せだと泣いた1年でした。
2017年。
もう悲しい悔しい寂しいとかそんな涙ばかりは嫌ですね。
嬉し泣きを沢山できる1年にしたい
先振り文化
バンギャルを長くやっていて久しぶりにジャニーズの世界に再び足を踏み入れた時、「うわ、ジャニーズに戻ってきた…!」と一番感じたのがチケットやFCの申し込み方法だった。
バンド界隈はマイナーな小さな事務所が郵便先振り込みを採用しているところが少しある程度で今はほとんどのバンドがFC入会や更新、チケットの申し込みから支払いまで自宅にいながら、外出先で、スマホで指1本で出来る。
私が追っている4バンドも1バンドが小さめの事務所なので長年郵便振り込みだったがこの何年かでネットになった。
それくらい私の中で指1本ですべてが出来る世界が当たり前だったのでジャニーズに再び足を踏み入れた時の郵便局の青色用紙を見た時は色んな意味で震えた。
嵐や堂本剛さんのソロなどネットで申し込みをしてあとから支払うと言う方法が取られている公演も一部あるが(他にもあるのかもしれないがそこまで詳しくないのでご容赦願いたい)、基本的には郵便局で専用の振り込み用紙or青色用紙での先振り込み→当落を電話で確認→チケット郵送の流れがジャニーズは一般的だろう。
ここからはKinKiのみの話になるが。
先振り込みシステムは理解できたが何より驚いたのが当落発表である。
そもそも幸せの青色封筒のコンサート案内の用紙にいつ当落が出るのか明記されていないことが衝撃だったし、当落をプレイガイド発売並みに頑張って電話しないと分からないと言うのも「え、今いったいいつの時代なの…!?」と衝撃だった。
バンドなら申し込む時に当落発表がいつなのか明記してあるし、その日時になれば当落の記載されたメールが届く。
クレジットカード支払いにしていれば当選時に自動的に引き落とされているのでチラッとメール確認する程度で終わる。
何より本命バンドは倍率も低いので取れないと言うことがほぼないので保険もかけない。故に取れることが当たり前すぎて取れた喜びも少なく、お金の計算をして友人たちに知らせる程度。
唯一高鳴るのはコンビニでチケットを発券して店員さんに「こちらで間違いないですか?」と確認を求められて番号を目視する時。
人気のバンドも特にワクワクすることもなく、先振り文化ではないので必然的に申し込みだけとりあえず!なんて人も多いので取れなかったら探せばどーにかなる程度の認識で。(ここまで話すとボロクソ言っているようだが大前提としてどのバンドも人生かけるくらい大好きだし、ライブも全力で楽しんでいる)
そんなチケ取り環境でのジャニーズのアナログさに凄いな…と感心と新鮮さすら抱いた。
KinKiに出戻って2年。
KinKiのコンサートと言えばソロを除いては年末の京セラドーム、東京ドーム公演の4公演。
年末年始は無理なため必然的に用紙を書く枚数もそんなになく、当落確認電話(KinKi界隈では通称熊狩り)を頑張るくらいで。
そんな中での久しぶりのKinKiアリーナツアー。
コンサートに行ったのはKinKiが初めてだったが田舎の学生ゆえに遠征なんてできなかったし、遠征できるようになる頃にはKinKiから離れていた。
バンドは細かく地方を回るので追いかけやすく友人も多ステ派ばかりなので必然的に私も多ステ派ヲタクになっていた。
今回もできることなら行けるだけ行きたい…!だが厳しい戦いになることは分かっていた。
必死に書いた。書きまくった。
友人の分も書いたので最終的に10数枚の青色用紙を書いた。当たれ~~!チケットになって帰ってこい~~~~!!と念じながらの1文字1文字。
大量の札束。
すごくワクワクした。
当落発表がいつなのかはチケット発送が大体公演2~3週間前なので8月末かと考え特に待つことはなかったが当落が始まったと知った時のドキッとした胸の高鳴り。
続々と落選を知らせるTwitterのTL。
怖くてワクワクして。
熊狩りする1回1回がドキドキした。
繋がった時の今から判決を待つ被告人のような気持ち。
「落選」
「落選」
「落選」
「落選」
「ご用意できました」
機械音のお姉さんの言葉にこんなに歓喜したことがあるだろうと言うほどガッツポーズをして涙目になりながら震える指で同行の親友に電話した。
数が多かったのでまた熊狩り…
結果として1公演取れた。
嬉しかった。
指1本ですべてが出来る世界に浸っていた私だがこうやって苦労して書いて何百回も電話して当落聞いて。
チケットって本来こんなワクワクをくれるものなんだって久しぶりに心からチケットを取る行為にワクワクした。
ジャニーズに戻ってきた~~!と実感した私の話。
ジャニーズのアナログさっていいものだね。
孤独に生きてきたジャニヲタが馴染むことをやめたら楽になった話
以前こんなものを書いた。