バンドが新しいチケットの売り方始めました
久しぶりに更新します。
KinKiちゃん20周年迎えましたね。
おめでとう。有り難う。
今後も変わらず付いていくのみです。
さて、タイトル通りのブログです。
KinKiの他に追いかけている好きなバンドがいます。(このあとからはNバンドと表記します)
そのNバンドは昨年で活動休止し、今はメンバーそれぞれにソロ活動や別バンドを組みやってます。
勿論、事務所はNバンドの頃と同じです。
Nバンドに行き始めたのは2006年頃。
ネオヴィジュアル系なんて言葉が世に出、Nバンドは御三家みたいなものでした。
音楽をやっている方ならみんな憧れる日本武道館。
2007年。即ソールドアウトさせ大成功を納めました。
人気はうなぎ登りです。
その後、ネオヴィジュアル系ブームは去り、メディアへの露出も減り、すこーしずつ右肩下がりの中、時は経ち2012年頃から急に動員が落ちました。
突然、それはやってきました。
春ツアーの関東パック売りです。
なんだそれ?なんてお思いの方も多いと思います。
説明しましょう。
そーなんですっ!!!!
その名前の通り、春ツアー20数本の内、関東圏内の13本?のライブ(ファイナル含まず)がパック売りされることになったんです。
このパック売りの特徴は2つ。
1、優先的に良席になる
2、チケットがバラバラに配送されず、一気に来るため手数料が大幅に安くなり1枚あたりの値段が1公演のみを申し込むよりも500円以上安くなる。
最初に見た時は春ツアーの日程が出て友人たちとどこ行く?チケットどう取る?と大盛り上がりしていた所だったので全く理解が追い付かず、とにかく混乱。
理解した時には私は地方民なので関東に毎週のように全部行けるはずなどなく、パック売りは買えない=良席にならないと言う絶望を味わいました。
良席が欲しいのではなく、みんなが平等に良席が来るかもしれないワクワクを奪われたこと。地方民は来なくて良いと事務所に切り捨てられたように勝手に感じた虚しさ。
あの気持ちは今でも忘れられません。
おっと、事務所への愚痴が出始め話が逸れましたので戻します。
パック売りを買うメリットもあればデメリットも勿論あります。
1、4連や3連など公演毎にバラバラで申し込むことができない
2、全部の公演に確実に行かなくてはならないor転売先を見つけなくては赤になる
3、良席確約とは言うものの申し込み数が限られている訳ではないので申し込み人数次第では良席ではなくなる
私は関東パックは申し込みできないものの、3公演は関東圏内の公演に行こうと思っていたのでメリットとデメリットを踏まえ、いかに関東パックを逆手に取ってやろうかと姑息な手段を考え(笑)、①会場へのアクセス、キャパ、曜日などを調べる②自分達の行きたい公演、行く人数などを話し合う③それを基に譲りを探す公演と単発で申し込みする公演を分ける
これをやりました。
辺鄙な場所でのライブはパックで買った人が譲りに出すだろうことを予想し譲っていただける人を探す、アクセスの良い都心の4連での譲りは出ないだろうと予想し、パックではなく単発の申し込みをする公演とに分けてチケットを取りました。
読みは当たり、辺鄙な場所を2連で探したところ2列目を譲って頂けました。
4連で申し込みをしていた公演はやはり4連は譲りに出ず、結果として前の列にパックで買った方たちがいたので普通の申し込みとしては最前だったようです。
パックで買う熱心なファンがどれくらいいるのかも大体の人数をこれで把握できました。
こうして始まったNバンドのパック売り。
事務所としても辺鄙な場所でのライブもチケットが捌けて幸せだったのでしょう。
加速していきます。
冬の全国5公演のみのツアー。
全通パック売り。
これはほぼファン全員がパック売りを買うだろうと読み、余っても身内10数人で割ろうと話し合い申し込みました。
やはりほとんどの申し込みがパックだったようで整番の悪いものもあり奇跡的に全部捌けましたが大変でした。
さらに加速していきます。
次の年の春ツアーです。
関東だけではなく、関西パックなるものが出てきました。
その翌年はさらに中部パック、四国パック、九州パックなるものまで登場しました。
さらには上手、下手、センターなど好きなメンバーのいるブロックを選択できるチケットなどありとあらゆることが活休する前の最後の冬ツアーを除く2016年春ツアーまで続いていきます。
パックがされればされるほどファンの心は荒みます。
慣れも出てきますがやはり人間ですし、お金も絡みますし、気持ちもモヤモヤします。
彼らが大好きで大好きでたまらないのに、彼ら自身は勿論、私たちもいつ荒波を行くその船に振り落とされるのか分からない日々でした。
振り落とされたり、自ら落ちて行った友人も沢山います。
最初は好調だったパック売りもパック売りを買う勢と最初に私たちがやったようにパック売り勢の譲りに出したものを貰おうと考える組などパック売りに慣れてきた人間と、もう付いていけないよと離れた組に分かれただけでどこに行っても同じ顔ぶれ。動員は右肩下がりでした。
これだけ書くとNバンド糞じゃない?と思われるかもしれないけれど違う違うそうじゃ、そうじゃない。
事務所がクソなんです(キリッ)
5人仲良しだし~~
地元仙台ラブだし~~
一人一人の魅力たまんないし~~
曲良いし~~
ライブ楽しいし~~
MCバカ笑いできるし~~
ほんと良いんですよ。
まぁそんなこんなでなかなか動員が上がらないまま比例してライブ後の握手会やライブとライブの間のインストなんかも物凄いスケジュール組まれてメンバーの体もガタガタで体調崩すメンバーだらけですし、こっちも付いてくの必死でもう大変だった訳ですよ。
勿論楽しいから付いていくんですけど。
最後の春ツアーは関東パック売りにファイナルまで組まれちゃってさすがにきつかった(苦笑)
でも右肩下がりと言うファンでも何百何千人はいる訳で。良番を欲しい人間は確実に存在します。オクには定価の何倍もの数万円で出品→落札なんてことも多々ありまして。
対策として転売できないスマチケになったり、良番の転売を防ぐために番号が当日行ったら101番~始まり(実質、101番の人が1番)なんてこともやってました。
本当に色んなことがあり、事務所への不満やNバンドのメンバー本人たちにも絶望失望することも多々ありましたが好きでした。
彼らの音楽を届けたい、ファンに寄り添いたい、消費される音楽だと分かっていてもやっぱり音楽が好きだ、と叫ぶ彼らを大好きだからこそ終わるまで付いていきたい。
本当にその気持ちしかなかったです。
勿論、今でも死ぬほど大好きです。
また話は逸れたけれど(笑)
そんなこんなで一旦みんな休もうぜ。
違うことやって各々自分とバンドを見つめ直してまた2020年1月1日の20周年を素敵な気持ちで集まろうぜってことで前向きな活休に入った訳ですよ。
そして各自、以前はバンドが地下活動の時にお遊び程度でやっていたソロ活動が本格的に始動しはじめました。
活休前ラストツアーは急遽決まったことなどもあったのか、スマチケ対策やパック売りはなくなり普通に申し込みに戻ったことやその後始まったソロライブでもパック売りは無くなっていたので私たちもパック売りの存在を忘れかけていました。
チケットとは関係ないですが、私の本命でもあるドラムの彼は持ち前のプロデュース能力と、元々アキバをこよなく愛すオタクでもあったので新しいことへの挑戦をガンガンやっていきました。
他のジャンルの人たちを集めた対盤イベントや女性アイドルとの2マン。
ライブの写真撮影OKな時間を設けたり、グッズも本人がプロデュースした実用性のある可愛いグッズばかり。LINEスタンプも出しました。
凄いでしょ?凄くねぇよって思われるかもしれないけど自己満なのでいいんです。ただ凄いってことを言いたかっただけw
そして今回、上手ギターの彼が以前からやっていたバンドがツアーをすることになりました。
その売り方で人類は忘れていたことを思い出しました。
そう、パック売りに支配されていた過去を…。
でも今回は違いました。
新たな手法でそれはやってきました。
以下ドーン\(^o^)/
そう、今回はチケットの番号による金額の差別化です。
今までも大きい会場でやっているバンドさんなんかがプレミアムシートなど金額が高いチケットを売っているのは知っていましたがキャパ数百人の会場でこんな細かく区切ってやる手法で好きなバンドが来るとは思いませんでした。
これ見たファンはざわめきました。
光一さんがいつも言う「料金は一律です!座席は運!!!!!」が聞けなくなる世界じゃないかと。パック売りの時点でそうだったけど(笑)そもそもバンドのファンはこの光一さんの言葉も知らない…笑
でもこれ私は良いと思った訳ですよ!!!
事務所としてはオクに出されて転売ヤーに利益取られるのは避けたい。だがパック売りはファンから不満が出るし、もう動員を増やす手段としては見込めない。しかも4連をされると同行者の本人確認ができない。かと言って全申し込み者を一人一枚限定にすると全員の本人確認をしなければいけなくなりオクに出回らないであろう悪い番号でも確認しなければいけなくなり手間がかかる。
要約すると儲けたいし、手間をかけずに転売対策もしたい。
ファンとしては転売ヤーに儲けさせるくらいなら本人たちに儲けさせたい。良番欲しい人は公式の提示した額を出せば良番ゲットできる。パック売りのように住んでいる地域で悔しい思いをしなくて済む。
要約すると平等に良番を取る権利は欲しいしメンバーに儲けさせたい。
利害関係一致してる1番のやり方じゃない?と。
勿論、できることなら今まで通りの普通に申し込みして普通にランダムで来て喜んだり落ち込んだりするワクワクできるのが1番なんですけど、パック売りのような訳の分からないことをされるよりはこの形が1番良い落とし所なのではないかと。
考えたら舞台はS席A席とか差別化されていますし。選ぶのはこちらの自由な訳で。(おSHOCKは違いますが)
ましてやなんじゃこりゃ~~と松田優作さんも言うような驚くような金額ではないのも良いなと思いました。
懸念があるとすれば驚くような値段でないからこそ、Aを選ぶ人多数で落選者が多数出ることですね。
なんと言うか、ファンのこと分かってなさすぎるよ…と(笑)
必死な人はたった1000円の差ならそりゃ良いやつ選びます。ましてや数百人は確実にファンいるのに。自分達を過小評価しすぎ。
とか色々ここまで言っておきながら私は良番よりも友達と連番できることを優先して生きてきたので特に関係なく、強いていえば必然的に番号悪くなる未来しかないんですけどね。楽しければいいんです。
この新たな手法が吉と出るか凶と出るのか楽しみです。
バンドが新しいチケットの売り方始めました。
そんなブログでした。